仕事が終わって帰路に就く
帰宅後、夕飯やお風呂などその日の内にやらないといけない事済ませてスマホでSNSを見たり動画配信サイトを見ていたらもう寝る時間。

「今日は趣味の時間を作ろうと思っていたのに…。」
そんな日が何日も続いていませんか?
学生時代はゲームやスポーツ、映画鑑賞や音楽鑑賞など、自分がその時好きだった物に夢中になれる時間がありました。
しかし、社会人になってからは仕事以外で活動する時間が少なくなっていく…。
気がつけば平日は仕事を終えて帰宅したら眠るだけで終わり、休日は平日に溜まった疲労を回復させる時間に使って終わる。
実はこうなっているのはあなただけではありません。
多くの社会人が同じような悩みを抱えています。
筆者である私自身もそうでした。
では、なぜ多くの社会人が同じような悩みを抱えているのか?
その原因を理解すると、趣味を再開するヒントが見えてきます。
今回は、社会人が趣味を続けれられなくなる5つの原因について解説していきます。
原因①「時間が無い」のではなく「使える時間が分散している」
社会人になると、まず感じるのが時間不足です。
少し思い返してみてください。
学生の頃に比べて使える時間が減っていませんか?
朝起きて出勤し、仕事をして帰宅する。
それだけで1日の大半が終わってしまいます。
例えば、
- 通勤往復1時間(合計2時間)
- 勤務時間(8~9時間)
- 残業(1時間)
- 食事・お風呂・家事など(1~2時間)
これだけで12時間~14時間が消えていきます。
ここに更に睡眠時間(6~8時間)を入れると残り時間は4~6時間程度しか残されていません。
こうなると、

「趣味をする時間なんてないじゃないか…」
と思ってしまいます。
実際には1日辺り大体30~1時間程度の自由時間、いわゆる隙間時間と言われるものが存在している事も少なくありません。
仕事終わりに30分
就寝前に20分
移動中に15分
こうした短い時間はスマホに吸い取られやすく、気がつけば何も残りません。
趣味は「まとまった時間が必要」と考えている人ほど、始めるハードルが高くなります。
ゲームなら30分だけ。
漫画などの読書なら数ページ読むだけ。
ギターなど楽器趣味なら10分程度弾いてみる。
まずは小さく始める事が大切です。
原因②仕事で体力と気力を使い果たしている
趣味が出来なくなる最大の理由は、実は時間不足ではありません。
脳を含む身体的疲労や精神的疲労です。
現代の仕事は昔と比較すると肉体労働よりも頭脳労働が中心です。
- メールやチャットアプリのチェック
- 会議
- 資料作成
- 顧客対応
私たちは1日中判断を繰り返しています。
人間の脳は決断をする度に気力と体力を消耗します。
だから、仕事が終わる頃には、「何もする気が起きない」という状態になっていることもよく起こりえます。
その結果、
本当はゲームをしたい。
本当は楽器を弾きたい。
本当は資格勉強など自己研鑽をしたい。
そう思っていても、脳はその時に1番楽な選択肢を選んでしまいます。
その選択肢の最たるものがSNSや動画視聴です。
YouTubeを開く。
XやInstagramなどのSNSを見る。
ショート動画を見続ける。
これは怠けているのではなく、疲れた脳がエネルギー消費を避けようとしてそういう選択肢を選んでしまうという自然な反応です。
だからこそ、「仕事終わりにやる気を出そう」
ではなく、「疲れていても趣味を始められる仕組みを作る」これがとても重要になります。
原因③趣味が義務になっている
社会人になると、学生の頃と比較して様々な経験や知識を得ている影響もあり、趣味に対する考え方も大きく変わります。
昔は純粋に楽しめていたはずなのに、
- 目に見える成果を出さないといけない
- 必ずお金に繋がる趣味でないといけない
- 上達して人に見せられるものでないといけない
という考えに変わってしまう事も多いんじゃないでしょうか?
例えば、イラストを学生の頃から趣味として描いていたとします。
以前は絵を通じて自分を表現する事が好きで描いていたはずなのに、
SNSで評価されたい(いいねやバズりたい)。
フォロワーを人よりも多く増やしたい。
副業にする為にお金に繋がるように努力しないといけない。
そう考え始めるとどうしても苦しくなってしまいます。
ゲームも同じです。
楽しむためのゲームだったはずなのに、いつの間にかランクを上げないといけない。
期間限定のイベントがあるから消化しておかないとみんなから遅れてしまう。
毎日ログインして報酬の受け取りをしないといけない。
そうなると趣味は第2の仕事になってしまいます。
趣味は本来、「やらなくても困らないもの」だったはずです。
だからこそ楽しさを感じるものなんじゃないかと自分は思います。
しかし、それが義務になった瞬間に脳はそれをやらなければならない事=仕事として認識してしまいます。
そうすると、仕事終わりに手が伸びなくなってしまうのも当然と言えば当然です。
もし最近趣味が楽しくないと感じている方が居るのであれば、1度手放してみるのも良いかもしれません。
上手くならなくても良い。
SNSに投稿しなくても良い。
結果が出なくても良い。
趣味は本来楽しむためにあるものです。
原因④SNSが趣味の満足感やモチベーションを奪っている
自分を含めた現代に生きる人にとって欠かせないSNS。
私たちが趣味を続けにくい理由としてSNSの存在は無視する事は出来ません。
SNSは非常に刺激が強いコンテンツです。
短時間で大量の情報が流れてきます。
例えば、
- 創作作品
- 副業実績
- 旅行写真
- 投資の成果
- 他人の成功
これらを見ているだけで脳は満足感を得ています。
しかし問題があります。
それは「見る」という状態で終わってしまってるという事です。
例えば、本当はイラストを描きたい。
でも、イラストを描いている動画を見る。
本当はゲームをしたい。
でも、動画配信サイトで実況動画を見る。
すると脳内では自分は手を動かしていないのに、「手を動かした気になる」のです。
しかし、実際には自分自身は何もしていません。
これが積み重なると、自分で趣味を楽しむ人ではなく、他人の趣味を眺める人になってしまいます。
SNSは非常に便利で良い物ではありますが、容量用法を間違えると時間だけでなく私たち自身の行動力まで奪ってしまうものでもあります。
原因⑤「明日やろう」と先延ばし思考になっている
趣味を続けられなくなる人には共通点があります。
それは、「今日は疲れたから明日やろう」を繰り返してしまっている事です。
俗に言う先延ばし思考というものです。
もちろん日々の生活で疲れている日はあるので休む日があるのも分かりますし、時には休息も大切です。
しかし、1日休む→3日休む→1週間休む→1か月休む
こうなってしまうと趣味で続けていたはずの事が自分の生活の中から消えていってしまいます。
私たち人間は習慣を失うと再び習慣をつけるのに大きなエネルギーが必要になります。
逆に言えば、5分でも続けていれば習慣を維持する事は出来ます。
やりたくて積んでいたゲームを起動するだけ。
読みたかった本を1ページ読むだけ。
外で運動する為に服を着替えて家の前に出るだけ。
それだけでも十分です。
ここで重要なのは量ではなく継続です。
趣味を失うと人生は仕事中心になってしまう
社会人になると、平日はどうしても仕事→帰宅→睡眠
この生活サイクルになってしまいがちです。
もちろん仕事は生活する為に必要不可欠で大切です。
しかし、仕事が人生の割合を多く占めていると、日々に充実感は少しずつ失われていきます。
趣味は人生に充実感をもたらしてくれる存在です。
好きなゲームをする。
好きな音楽を聴く。
好きな作品を作る。
それらは収入にはならないかもしれません。
でも、自分自身を表現する大切な時間。
それは自分の気力を回復させてくれる大切な時間です。
その時間は「明日も頑張ろう!」と思わせてくれます。
趣味をする事は人生を豊かにする為の大切な時間なのです。
まとめ|趣味を続けられなくなるのは意志の弱さとは関係がない
社会人が趣味を続けられなくなる5つの原因について解説していきました。
もし今、「仕事だけで毎日が終わっている」と感じているなら、自分を責める必要はありません。
自分自身の意志が弱い訳でも、やる気が無い訳でもないのです。
まずは5分だけでも良いので、自分が過去にしていた趣味や今出来なくなった事について触れてみてください。
やりたかったゲームを起動する。
小説を手に取って開いてみる。
弾くのを辞めていた楽器を手に取って弾いてみる。
絵を描く為にペンを手に取る。
その小さな1歩が新たに習慣を作り、仕事だけではなく趣味を取り戻すきっかけになるかもしれません。
今夜22時。
スマホを閉じて、少しだけ自分の「好きなこと」に時間を使ってみませんか?

