学生の頃に時間を忘れるほど夢中になっていた趣味はありませんか?
毎日ハマってるゲームをしていた。
休日は推しのキャラクターのイラストを描いていた。
好きな歌手やバンドの曲をずっと聴いていた。
流行っていて自分が気に入っている漫画を一気読みしていたら朝になっていた。

筆者である私はゲーマーなので、学生の頃はほとんど毎日ゲームをしていました…!
このように「好きなこと」があった人が多いんじゃないでしょうか?
しかし、社会人になってから数年経つと、ふとこんなことを感じる瞬間はありませんか?

「昔ほど楽しく感じない。」
「新しく趣味を始めてもすぐに飽きてしまう。」
「やりたい気持ちはあるけど、手が伸びない。」
もしかすると、あなたも同じ悩みを抱えているかもしれません。
そして、多くの人が、

「自分は好きな事を楽しめなくなった。」
「もうそういう歳ではないから仕方ない。」
そう考えてしまいます。
それは仕方ない事ではなく、社会人になってから趣味がつまらなく感じてしまうのには、ちゃんとした理由があります。
そしてそれは、学生の頃に熱中していた時の「好き」という気持ちが消えてしまった訳ではありません。
今回は、社会人になると趣味がつまらなく感じてしまう5つの原因について、1つずつ解説していきます。
社会人になると趣味がつまらなく感じてしまう5つの原因
理由① 毎日の疲れで「楽しむエネルギー」が残っていない
社会人になると、1日の大半の時間を仕事に使ってしまいます。
朝起きて出勤し、課せられた仕事をして帰宅する。
それだけで1日のほとんどが終わってしまいます。
どの仕事も疲れは溜まってしまいますが、デスクワークなどずっと同じ姿勢でモニターを眺めながら仕事をしている人達は身体だけでなく脳も大きく疲れてしまいます。
人間は疲れていると、新しい刺激を楽しむ余裕がなくなります。
例えば、
- ゲームを起動するのが面倒
- 漫画や小説を読む集中力が無い
- 映画やアニメを観る気力が無い
- イラストや動画編集など作業をする元気がない
こうした状態に陥ってしまいます
これは、趣味に飽きた訳ではなく、単純に「疲労が溜まっている」のです。
例えば、前日6~8時間程度睡眠時間を確保出来た翌日の事を思い返してみてください。
十分に睡眠を確保出来た後に趣味や興味のある事に時間を使った時いつもより楽しく感じる事があります。
これは趣味へ興味や関心を向けるエネルギーが回復したからです。
大人になると「自分が楽しいと感じる事を楽しむ体力」も必要になります。
仕事終わりに何もしたくなくなるのは、あなただけではなく人間であればごく自然な事なのです。
理由② 趣味に「成果」を求めるようになった
子供の頃の趣味には目的がありません。
子供の頃や学生の頃の自分を思い返してみてください。
野球やサッカーが楽しいからする。
絵で自分を表現したいから絵を描く。
好きな歌手やバンドがあるからその曲を弾くために楽器弾く。
自分が「興味や関心があって楽しいから」やってみる。
これが始まりではなかったですか?
しかし社会人になると、趣味に対しても結果を求めるようになってしまいます。
- 趣味にするからには上達して人に見せられるようにならないといけない
- もう若くないから限られた時間を有意義に使えないと意味がない
- 今している仕事だけでは心配だから趣味でお金を稼ぎたい
- SNSで評価されて有名人になる為に結果の出る趣味でないといけない
そう考えるようになってしまいます。
イラストで例えると、昔は自分が好きなアニメや漫画のキャラクターや自分のオリジナルキャラなどを自由に好きに描いていたのに、
「もっと上手く描かないといいねが沢山つかない。」
「フォロワーが沢山居ないと他の人と比較して自分のイラストが劣っているように感じる。」
「他の人は収益化して利益を出しているのに自分は利益が出せていない。」
そんなことを考えていると今まで自分を表現する為に好きでイラストを描いていたのに、純粋に楽しめなくなってしまいます。
趣味は本来、何も生み出さなくても良いものです。
しかし、社会人になると仕事で「結果」を求められる毎日を過ごしているという事もあり、趣味にまでその感覚を持ち込んでしまう事も少なくありません。
その結果、好きだったはずのものが少しずつ苦しくなってしまいます。
理由③ 昔ほど新鮮さがなくなった
人間の脳は新しい刺激に強く反応します。
初めてプレイしたゲーム。
初めて読んだ小説や漫画。
初めて聴いた音楽。
最初は何もかもが新鮮で、強い刺激があります。
新しく何か始めた日から数日はハマっている事とかありませんでしたか?
しかし、同じ趣味を数年単位で続けていると、どうしても慣れや既視感が発生してしまいます。
FPSゲームならどういう武器やスキルが強くてどういう展開になれば試合に勝つことが出来ると予想できてしまう。
映画や漫画ならこのパターンは主人公が上手くやって物語が進んでいくパターンと分かってしまう。
こういう事が続くと、昔ほど強い刺激を得られなくなります。
これは趣味がつまらなくなった訳ではありません。
脳がその刺激に慣れてしまったのです。
例えば、昔大好きだったゲームを久しぶりにプレイすると「懐かしい!!こういうのやってた!!」とまた夢中になれることがあります。
他にも、1度も触れたことのない新しいジャンルをプレイした瞬間に新鮮さを感じる事もあります。
趣味の楽しさを取り戻したいのであれば、「同じ事を続ける」だけでなく、「新しい刺激を取り入れる」ことも視野に入れてみるのも大切です。
理由④ SNSで他人と比較してしまう
社会人になると、スマホを見る時間が学生の頃に比べて増えてしまいます。
そうすると、SNSを見る時間が増えます。
思い返してみてください。
通勤途中や休憩時間にInstagramやX(旧Twitter)を眺めていたりしていませんか?
すると、他人の趣味や好きな事がどんどん目に入ってきます。
- 神絵師と呼ばれる人達の上手なイラスト
- 高価な機材で撮影された写真や動画
- 自分が働いている時に海外旅行などの写真
- ゲームでのランキング上位の成績やゲームの大会で優勝などの実績
- ネッ友やリア友との遊びに行っている写真
それを見て、
「自分は全然楽しめていないな…。」
「もっと頑張って結果を出さないと…。」
そう感じてしまう事があります。
ですが、SNSに投稿されているのはその時々で一番良い瞬間だけを切り取ったものです。
他人と比較してしまうと、本来自分が感じていた楽しさが無くなってしまいます。
趣味は他人と競争するものではありません。
他人と比較してより自分が上手くなる必要もありません。
大切なのは自分が心から楽しんでいるかどうか。
それだけで十分なのです。
理由⑤ 大人になるほど「余白」がなくなる
子供の頃は、暇な時間が沢山ありました。
遠くを眺めてただひたすらボーっとする時間。
何もせずにゴロゴロしている時間。
その余白から、
「ゲームがしたい。」
「絵を描きたい。」
「外で遊びたい。」
そんな気持ちが自然と生まれていました。
しかし、社会人になると、常に何かに追われています。
例えば、
- 仕事。
- 家事。
- 人間関係。
- スマホの通知。
- SNS。
脳が休まる時間がほとんどありません。
時間の余白が無くなると、趣味を楽しむための心の余裕も無くなってしまいます。
本当はゲームがしたいのに、疲労が溜まっていてスマホを眺めて終わる。
本当は本を読みたいのに、なんとなく動画配信サイトを見てしまう。
これも現代に生きる私たちにとって非常によくある状態です。
趣味を楽しむためには、意識的に「何もしない時間」を作る事が大切です。
あなたの「好き」は無くなっていない
ここまで読んで、「自分は趣味に興味が無くなったのかもしれない。」
そう思った人もいるかもしれません。
でも、本当に興味が無くなってしまったのでしょうか?
昔プレイしていたゲームを見たら懐かしくなる。
好きだった曲を聴くとワクワクする。
昔描いていたキャラクターの絵を見ると、また描きたくなる。
もし少しでもそう感じるなら、あなたの「好き」はまだ残っています。
ただ、仕事や疲れ、忙しさの中に埋もれているだけなのです。
好きなものに興味を失ってしまった訳ではありません。
楽しむ為の余裕が無くなってしまっただけなのです。
趣味とは人生を豊かにしてくれる「心の拠り所」
社会人になると、人生の多くの時間を仕事が占めています。
もちろん仕事は大切です。
でも、仕事だけで毎日が終わってしまうと、人生は少しずつ刺激が無くなってしまいます。
趣味は、そんな日常に刺激を与えてくれます。
仕事で嫌な事があっても、好きなゲームが待ってる。
疲れて帰ってきても、好きな音楽を聴いたり好きな配信者を見たら元気になれる。
週末に好きな事をする為に、平日を頑張れる。
趣味には、そんな力があります。
だからこそ、「最近趣味が楽しくない」と感じたら、自分を責めるのではなく今の自分を取り巻く環境を見直してみるのも大切かもしれません。
これは大人になったら多くの人が経験する事です。
もちろん、私も含めて。
まとめ|趣味がつまらなく感じてしまうのは、好きではなくなったからではない
社会人になると趣味がつまらなく感じてしまう理由は、主にこの5つです。
- 毎日の疲れで「楽しむエネルギー」が残っていない
- 趣味に「成果」を求めるようになった
- 昔ほど新鮮さがなくなった
- SNSで他人と比較してしまう
- 大人になるほど「余白」がなくなる
もし最近、趣味から遠ざかっているなら、昔好きだったものや興味があるものに5分だけ触れてみてください。
好きだったゲームを起動する。
昔好きだった曲聴いてみる。
昔読んでいた漫画や小説を読んでみる。
その少しの時間が、日々の忙しさで忘れていた「好き」を思い出すきっかけになるかもしれません。
平日の夜22時。
少しだけ仕事を忘れて、昔の自分が夢中になっていたものに触れてみませんか。
きっとそこには、今のあなたを少しだけ軽くしてくれる時間が待ってます。
